1月19日決算発表後、株価上昇
1月19日米国市場開場前に2022年度第2四半期決算が発表されました。
パーフェクトではなくベストな決算でしたが売却することを決定しました。
どうして私は売却することを決定したのか決算と共に振り返ります。
2022年1月19日2022年度第2四半期決算発表
第2四半期決算 | 前年同期 | |
売上高 | $20,953,000,000 | $19,745,000,000 |
利益 | $4,233,000,000 | $3,854,000,000 |
EPS | $1.66 | $1.47 |
売上高は前年の197億4500万ドルから209億5300万ドルとなりました。
利益は前年の3億8540万ドルから4億2330万ドルとなりました。
EPSは前年の1.47ドルから1.66ドルとなりました。
アナリスト予想と売上高は上回り、EPSは同額
第2四半期決算 | アナリスト予想 | |
売上高 | $20,953,000,000 | $20,324,000,000 |
EPS | $1.66 | $1.66 |
売上高が203億3240万ドルで結果は209億5300万ドルと上回っています。
EPSが1.66ドルで結果は1.66ドルと同額でした。
金融相場から業績相場へ
金融相場から業績相場に移行する中、これからはバリュー株が有利になります。
バリュー株は別名割安株とも言われています。
そこでP&G(PG)が割安かどうか指標を調べてみました。
PERは29.6倍でPBRは8.7倍と割安とは言えません。
割安株は高配当となりやすいので調べて見ると2.2%と高配当とは言えません。
米国3指標が年初から下落
また今後、テーパリングから利上げはほぼ確実でその上バランスシート縮小がささやかれています。
そんな中で米国3指標が年初から下げ続けています。
NYダウ | – 2072.93ドル | – 5.7% |
NASDAQ | – 1876.05ドル | – 11.99% |
S&P500 | – 368.24ドル | – 7.73% |
相場全体が軟調の中でP&G(PG)も流石に下げ続けるだろうと思ったんですが・・・。
配当権利落日の1月20日に売却
配当権利落日の1月20日には米国債10年債利回りが1.8%前半で落ち着く中、寄り付き直後1ドルほど下げたところで所有していた4株全部を161ドル10セントで売却しました。
相場全体が軟調の中、流石に下げ続けるだろうと思ったんですが下げたのも束の間一転3%以上上昇して引けました。
結局、1月21日までに上場来高値を超えそうな勢いで上昇しました。
結局、どっちなの?
P&G(PG)の割安指標や配当利回りを見るとバリュー株とは言えませんでした。
ところが調べて見るとバリュー株に分類されています。
なぜバリュー株に分類されているのか?
割安指標や配当利回り以外にバリュー株を見極める基準があることがわかりました。
バリュー株を見極める新たな基準とは
バリュー株を見極める新たな基準は売上成長率と配当成長率です。
求めるにはCAGR(年平均成長率)の計算式を使って求めます。
早速、P&G(PG)の売上成長率と配当成長率を計算しました。
直近5年間の売上成長率は4.00%、配当成長率は4.66%でした。
両方とも順調に成長していますね。
以上からP&G(PG)はバリュー株としてみても良さそうです。
完全に見極めを間違えてしまいました。
売却したけど利益は確保
全株売却しましたが利益は85ドルほど取れています。
毎回失敗してしまい学習能力が低い私ですが2回に分けて半分ずつ売却すべきでした。
ちょっとは頭によぎったんですが少しでも利益を減らしたくない「プロスペクト理論」が発動してしまいましたね。
相場全体の流れからいずれ調整局面がやって来るでしょうから、下げたところで買い戻せたらと考えています。
決算シーズンで発表が目白押し
1月は決算シーズンで発表が目白押しでちょうど所有銘柄を見直すきっかけになっています。
そしてバーゲンセールのチャンスを逃さないために売却して現金比率を高めたいと考えています。
ちなみに現金比率は現時点で4割程度となっています。
整理整頓は大事
残りの持ち株の決算は今週になります。
決算の結果にもよりますが、売却候補はもう決まっています。
銘柄数も減ってきて徐々にスッキリしてきました。
何事も整理整頓は大事ですね。